「勝負」をしたのは、原一人
世界記録保持者ポーラ・ラドクリフが2時間20分57秒大会新記録で優勝。前回優勝者キャサリン・ヌデレバ2位、コンスタンチナ・トメスク3位。
日本勢、原裕美子6位。弘山晴美8位、大島めぐみ10位、小崎まり15位、江田良子17位。
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戦略を誤ったわけでも、コース条件でもない。日本の敗因は完全な力負け。16キロすぎ、唯一ラドクリフに食い下がった原が脱落。その時点で世界大会8連続メダルは無くなった。惨敗、全く勝負にならず。
期待したベテラン4選手は、ラドクリフを追う第2集団にも居なかった。1キロ付近から後方でまとまり「自分のペース」。後半、落ちてくる選手を追い上げる策。確かに5キロ16分半のハイペース。しかし、その守りが致命症となった。
世界記録保持者を過剰意識。「慎重に行き過ぎたかもしれない。でもあれ以上速いペースでは走れない。決断は間違ってはいなかった」と弘山。つまり、力が無い。入賞狙い。
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「勝負」をしたのは、原一人。彼女としては十分頑張ったし、上出来だと思う。ほかの選手、四人も居て、何故勝負しなかったのか??下位落ちで「今後の処遇」を恐れたのか?何れにしても、ラドクリフを割り引いてタイム的に全体見て、今回日本の力が「一段」不足していた様だ。
高橋尚子、野口みずきはどう思ってるだろうか・・・?