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「こんな危険なもの」が野放しになってるなんて

Excite エキサイト : 社会ニュース

愛知県豊橋市保健所によると、毒キノコを食べた同市在住の60代の男女2人が食中毒による多臓器不全で死亡。食用になるキノコ「クロハツ」と見間違えて、毒性のある「ニセクロハツ」を採ったらしい。色や形がよく似ており判別が難しいという。クロハツとニセクロハツはいずれも夏から秋にかけてシイやカシなど広葉樹の付近に発生する。
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 いやー! 怖いですね~。全員死亡とは。凄い毒性ですね!

 キノコ恐るべし。考えてみたらキノコを食べるのは人間くらいでしょうね。野生動物はこんな「危ない橋」を渡らないでしょう。キノコが食い物に見えるのは人間の不思議かも。

 それと、改めて考えると、「こんな危険なもの」が野放しになってるなんて、実におかしな話だと思うのだが・・・。

--------- ★調べました・・・

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 クロハツは割らなくても、最初は白ぽいが、成熟すると名前の様に黒ぽくなる
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 クロハツ↑・・・主として、クヌギやブナ等の落葉広葉樹の林や、針葉樹の林に出る。
         こちらは、傘を割ると30分の間に赤色→黒色に変色する。
         ニセクロハツは黒変色しない。

「こんな危険なもの」が野放しになってるなんて_e0028625_18184370.jpg

「こんな危険なもの」が野放しになってるなんて_e0028625_1819783.jpg

 ニセクロハツ↑・・・照葉樹林(シイ・カシなどの常緑広葉樹の林)に出る。また、
          ニセクロハツは近畿以南を中心に分布し、関東や東北では稀
          いわれる。こちらは、傘を割っても赤変色しかしないので区別可能、
          しかし、外見では区別困難。
          毒成分はルスフェリン、ルスフェロール類(細胞毒)、カナバニン
          、GABA、3-ヒドロキシバイキアイン。(GABAは睡眠薬成分)



 ただし、ややこしい事に、他にクロハツモドキ(毒なし)もあり、しかもそれぞれに2~3種づつの近縁種があり、基本的には外観で「区別がつかない」と考えるべき。

 前提として、森林の木の種類で判断したほうが良い。シイやカシの木ならまず毒の方。
by uncle-mac | 2005-08-27 18:20 | 社会・事故・災害
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