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徒然閑写

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少子化対策と混合診療制度導入について追記

↓昨日の下の記事(福祉面での久しぶりな明るいニュース?)について追記

 「出産無料化政策」ですが、現状との実際的な「差」は僅かです。その割に小泉一派が大いに(チルドレン小母さん迄使って)宣伝に利用しようとしている気がします。

 嫁に後から指摘されましたが、出産は正に「出産」だけでなく、その前の事前検診が大変だと。そう言えば確かにそうでした。一般的には最低14回定期検診を受けなければいけません。もし、不安定な感じの方なら恐らく「倍」は行くでしょう。

 そして、この検診は「病気では無い」と言う事で、健保が効かず、料金は「無保険」状態です。一回あたり、1万円として、14~15万円の出費が必要です。

 しかも、これらは後で帰って来る事も無い。これと事後検診(これも非保険扱い)も含めると、16~17万円に成ります。更に出産費用の約30万円も加えれば、46~47万円に成ります。そして、当初のベビーカー、産着、オムツ、各種育児用具も合算すれば50~60万円の金が若い夫婦にのしかかります。しかも、奥さんは仕事ができなくなる。ご主人も残業の時間を少しでも減らさなければいけない。

 「無料化」を高らかにうたうので有れば、「事前、事後検診」の無料化もしなければ、詐欺の様なものだ。無料化が無理でも、「保険扱い」に変更すべきだろう。

 未だ、詳細は検討中かとも思うが、是非「事前、事後検診無料化」も取り入れて欲しい。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 こうした、エサ的政策の陰で小泉政権は「改革」の美名の下に消費の巨額増税と各種社会保険の切り捨て政策を進めています。全て、富裕層と低所得層の差を拡大しようと言う方向です。

 健康保険の変更です。現在の国民皆保険制度である現在の健康保険制度を破棄し、混合診療制度を導入しようと言うものです。無駄な公共投資などや過剰なODA、その他等で積み上げて来た巨額の借金付けの一部(と言っても巨額)のツケをこうした形でも国民に押し付けて来る訳です。

 今、現在我々が慣れ親しんで「当たり前」に成っている健康保険、これは世界的に見ても優れた方に成っていると思います。海外で病気や怪我をして費用で困った経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。日本で当たり前の「(事実上)誰でも病院で診てもらえる」のが外国ではそうでも無い。つまり、「所得の低い者は病院に診て貰えない」と言う事。これが、今の日本では「所得の低い者も診て貰える」。

 これを一応の参考にご覧下さい→もしも「混合診療」が解禁になったら・・・

 小泉政権はこれを崩壊させて、国民の健康と医療の分野に「富裕層と低所得層の差を拡大」の仕組みを導入しようとしている。導入しようとしている混合診療制度とは、上記の様に"海外並み"にしようと言う事です。さすがポチ首相、其処迄アメリカ並みにする。
 混合診療制度が導入されれば、庶民は風邪を引いても家庭で卵酒を飲むしか無いでしょう。ガンに成ったら、治療は諦め、がん保険の死亡保障を楽しみ(?)に残った時間を暮らすしか無いでしょう(ただ、これとて保険会社の約款を良く読むと病院に一度も行かなければ支払われないかも)。


 これって、小泉政権は「高齢者(増加)対策」と考えているのでしょう。つまり、低所得者は「長生きしない」、中流層(所得は平均より上の層)以上の者のみ「長生きする」。と言う事でしょう。これは、私の名付けた"新奴隷層"の誕生と言う事。奴隷は若くて馬鹿で、政治に文句を言わず、投票さえしてくれれば良い。
by uncle-mac | 2006-01-14 14:55 | 政治・経済
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