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墨田川の怪物

カンヌ絶賛した韓国の怪物映画が日本上陸

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『グエムル 漢江の怪物』と言う邦題で9月頃公開らしい。

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 原題は、単に『怪物』(괴물(クェムル))。英題では『宿主』(THE HOST)。どうやら、日本や米国の様に「愛称」は無い様だ。映画の劇中でも名前は出ないだろう。邦題も『怪物』にして欲しかった気がする。最低でも『クエムル』にすべきだったと思う。
 東京で言えば「墨田川の怪物」なんて何の為に付け加えてるのか?


 韓国の怪獣映画と言えば完全なB級だけだった。この「好評」な『怪物』はどうなんだろうか?私も思うに、「ゴジラ」も本当に良いのは、第一作目の『ゴジラ』だけです。次が『ゴジラの逆襲』まで。
 やはり、脚本が一番大事。次に俳優の演技。CGの「鯖の化け物」よりも、「実写」のソン・ガンホの演技としっかりした脚本がカンヌの観客の心を掴んだのだと思う。

 とは言え、いまやCGでの「手抜き」は許されない。正直言って、日本の怪獣映画のCGはレベルが低過ぎる。TV広告のCGの方が遥かに良く出来ている。そろそろ、「着ぐるみ」も含めたクオリティの本格見直しが必要だろう。勿論、「子供向け」の脚本も完全に止めて欲しい!でなければ、日本の怪獣映画は韓国の陰に隠れてしまうだろう。
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 先月のカンヌ国際映画祭で世界を驚がくさせた韓国の「グエムル 漢江(ハンガン)の怪物」が、日本で9月2日に250スクリーンで大規模公開されることが20日、分かった。「韓国の黒沢明」と呼ばれるポン・ジュノ監督(36)が、ハリウッド大作を手掛ける会社と組んで、誰も見たことのない怪物映画を作り上げた。カンヌでは「今年の最高作」と絶賛され、欧米など10カ国での公開が決定しており、今秋一番の話題作になりそうだ。
 ただの怪物映画ではない。韓国映画界の底力を世界に知らしめた一作だ。ホルムアルデヒド(有機化合物の一種)によって突然変異した怪物と娘をさらわれた家族を軸に、家族愛、サスペンス、コメディーの要素を盛り込んだ。グロテスクな怪物に目を奪われたかと思えば、悲しみの場面でなぜか吹き出してしまったり、視覚も感情も激しく上下左右に揺さぶられるエンターテインメント作品に仕上がっている。
 名作「殺人の追憶」で世界に衝撃を与えたポン・ジュノ監督だけに、ただの娯楽作品でもない。毒物をたれ流した米軍や、弱者を守れない政府など、権力に対する皮肉もしっかり織り交ぜ、ひとひねりも、ふたひねりもきかせている。
 カンヌ映画祭は監督週間部門に出品。マーケットでは試写室が満員になり、厳しい論評で知られる米紙ニューヨークタイムズが「今年のカンヌで最高の映画」と絶賛した。米、英、ブラジル、アルゼンチン、中国、シンガポール、マレーシアなど10カ国で公開が決定。日本でも当初は100スクリーン台での公開が予定されたが、配給関係者が作品を見てすぐに250スクリーンに倍増させた。
 最大の見どころの怪物は、魚が突然変異した約30メートルのグロテスクな姿をしている。ゴジラは人間社会の負の遺産を背負った哀愁を感じさせたが、グエムルはセンチメンタルな感情を一切寄せ付けない、強烈な存在感を持っている。CGは「ロード・オブ・ザ・リング」「キング・コング」など、多くの大作の視覚効果で知られるニュージーランドの会社「WETA(ウェタ)」が手掛けた。
 俳優陣も演技派がそろった。韓国を代表するソン・ガンホ(39)が父親を演じ、「リンダ リンダ リンダ」で日本映画にも出演したペ・ドゥナ(26)が妹役。脚本、映像、俳優、そしてCGと4拍子そろった韓国映画がまたも日本を席巻しそうだ。
by uncle-mac | 2006-06-21 17:34 | 文化・家庭
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