おぞましいのは「自殺サイト」の存在そのものだ
調べでは、前上容疑者は「レンタカーを借り、サイトで知り合った中学生を5月に、大学生の男性を6月に、それぞれ口をふさいで殺し、大阪府南部の2カ所の山に捨てた」と供述しているという。
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ああ、もう既に連続殺人済みか・・・!
同じ、性格異常者による多数殺人と言っても、宮崎勤の異常性欲劇場型連続猟奇殺人事件や宅間守歪曲社会報復的無差別多量殺人事件とも又違うものを感じる。
なんと言うか、もっともっと「軽さ」を感じる。自白も早い。
自白している今の時点でも、後悔や反省は無く、むしろ取り調べ官に詳しく説明しその「良さ」の自慢をしているのでは無いかとさえ思える。
ところで、この事件、実は別の所で問題が有る。自殺志願者が「同意・納得」で「自殺の手助け」をして貰ったかどうかだ。これは、法律的にも対応が変わるし、被害者の「被害の度合」も大きく変わる。この辺は非常に捜査上も、裁判上も難しくなる事が予想される。
ただ、いずれにしても、被害者は「騙されていた」のであるから、死刑は免れにくいと思う。あの伝家の宝刀の「責任能力」うんぬんさえ出なければ・・・。
こいつの死刑を決定しても、執行がされなければ、犠牲者達は報われない。
それにしても、おぞましいのは「自殺サイト」の存在そのものだ。
こんなのが犯罪者に利用されない訳が無い。サイト管理者も利用者も早くすすむべき道を間違わないでまっとうな人間の姿に気づいて欲しい。