当初から腑に落ちない思いが
やはり、そういう事だったか!
この件は報道当初から腑に落ちない思いが有った。
焼き肉のタレと言う、マスコミネタ的な面ばかりが強調されていたが、「夜はどうして過ごしていたのか?」と言う疑問が強く有った。
六甲の山中の夜だから、少なくとも平地より5〜6度以上は気温が低い筈。当時の気温もそう温い筈無いから、4〜6度位の気温の野外で布団も無しで連日寝ていた事に成る。
つまり、食料云々の前に寒さで体力を消耗して死んでしまう筈。
極限状態での驚異的な適応能力としか言い様が無い。この人だから出来た奇跡の出来事と思う。普通の人なら間違い無くあの世行きだ。ただ、ひょっとしたら、飲酒と空腹と体質の関係で偶然「低体温」状態が出来たのかも知れない。これには脳の働きも関係している様に思う。
何れにしても、身直な六甲山と言っても山は山。舐めて掛かるとたちまち、死の危険に晒される事に成る。
兵庫県の六甲山で遭難し「焼き肉のたれで生き延びた」と伝えられた西宮市の職員、打越三敬さん(35)が19日退院し会見。遭難2日後に意識を失い、発見されるまでの20日以上、食べ物だけでなく、水すら飲んでいなかったことが分かった。会見に同席した医師は「体温が約22度という極度の低体温症だった。動物の冬眠に近かったのではないか。驚異的な生命力だ」と説明。