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徒然閑写

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ジエチレングリコールは毒!

<中国>せき止め薬死亡で反論「原因はパナマ企業側


なんと言う不届きな態度、誠意の無い説明内容。


『輸出の際、実際の成分を説明せず包装には別の製品名を表記した』この事こそが今回の事件の鍵である筈だ、正しい成分表示は当たり前の事であるのにそれをしないことこそが重大な過失で責任性の原点。『別の製品名』を表示するのは「詐欺罪」にも当る。
『医薬品に使用できないことは通達した』と言うのも、どう言う形でどのような内容で明確さか?何かその証拠は有るのか?

本来のグリセリン自体は医薬品や化粧品や絵の具等に使われ毒性は無い物質。糖蜜状で甘みが有り水に解け易い。ただややこしい事に不凍液としても使われる。この不凍液に使うのがジエチレングリコール。このジエチレングリコールにはグリセリン同様の物性と甘味が有るこれが不幸の温床だ。ここで言う「工業用グリセリン」とはジエチレングリコールの事だと思われる。

ジエチレングリコールは他国に於いても過去にも時々、医薬などで誤用されたり、食品に甘味料として悪用されたりする事が有る。70年前のアメリカでも100人以上死んでいるし、20年程前に毒ワインとしてオーストリア産ワインが日本に入った事も有る。

今回、中国の業者はジエチレングリコールで有る事を知りながら、「グリセリン」と表示して(もしくは言って)販売したのだ。
『医薬品に使用できないことは通達した』と言う事からも「医薬品に使えない事を知りながら、(医薬品に使うものである)「グリセリン」と表示して販売している事は間違い無い。
少なくとも、立派な「詐欺行為」である。中国には詐欺罪を取り締まる法律が無いのか?しかも販売先が医薬品に使う事も知っているに違いない。これを含めれば、業務上過失致死相当の行為となる。

何十年も前の事では無い。現代のこの世でこの様な原始的な悪質詐欺を平気でやる企業が堂々と有り、その責任を軽減しようとする政府の有る国。信じられない。

食すれば死に至る毒物であるジエチレングリコールを「毒性の低い物質」と堂々と言ってしまうこの国のレベルの低さと厚かましさには、全くもって虫酸が走る思いだ。


恐らく、中国国内では数多くの人々が「知らないままに」、次々と死んで行ってる事と思う。しかし、それも「人口抑制」と考えているかも知れない。良く、この様な国が南京大虐殺と騒げるものだとつくづく思う。


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(ジエチレングリコールは不凍液・ブレーキ液や接着剤などの原料で、肝臓、腎臓、中枢神経への強い毒性が有る。)




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中米パナマで昨年、中国産原料が含まれるせき止め薬を服用した100人以上が死亡したとされる事件があり、中国政府は31日、「原因はパナマ企業側にある」という調査結果を発表した。

 中国から輸出される食品、医薬品、鍋などの食器類などから人体に有毒な物質の検出が相次ぐなか、中国は信用回復のために急きょ調査結果を公表したが、自国に責任がないことを強調する姿勢に各国の消費者の不信はかえって強まる可能性がある。

 事件は昨年秋、せき止めシロップ薬を飲んだ多数の市民が死亡。米ニューヨーク・タイムズ紙は5月、原因は薬の原料として使われた中国製のグリセリンだと報じた。

 国家質量監督検験検疫総局の魏伝忠・副局長は会見で、江蘇省にあるグリセリン生産工場と、製品を輸出した北京の貿易会社の調査結果を発表した。貿易会社は03年、医薬品に使用できない工業用グリセリンをスペイン企業に1万キロ以上輸出した。その際、医薬品に使用できないことは通達したという。その後、スペイン企業がパナマ企業にこのグリセリンを輸出。パナマ企業が医薬品に使用できると偽って薬品原料にしたという。

 副局長は中国からの輸出の際、実際の成分を説明せず包装には別の製品名を表記した「規範の問題」があったと明らかにしたが、「主な責任はパナマ企業だ」と強調した。

 また、パナマなどでジエチレングリコールが含まれた中国製練り歯磨き2種類が見つかった事件もあり、魏副局長は「毒性の低い物質」として、大量に摂取しなければ問題はないとした。

 魏副局長は、中国製品の安全性に対する信頼が揺らいでいることについて「消費者の健康と安全を確保するため、政府の監督部門は更に厳格な管理を進める」と述べた。
by uncle-mac | 2007-06-01 16:49 | 海外・国際
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